症状
ウイルス性胃腸炎は原因ウイルスが多岐に渡り、ウイルスによって症状の現れ方が異なる側面があります。生じる可能性のある症状としては、吐き気や嘔吐、下痢などといった消化器に関連したものが挙げられます。ロタウイルスの場合は特に、便が白っぽくなる、黄色っぽくなる、といった変化が生じることもあります。
ウイルス性胃腸炎では水分が喪失され、食欲低下からうまく水分摂取をできないこともあります。その結果として脱水が進行して、倦怠感や尿量低下、ぼーっとするなどの症状がみられることもあります。
そのほか、ウイルスによっては特徴的な症状が現れることもあります。たとえば、ロタウイルスが小さなお子さんに感染した場合、けいれんを発症することもあります。また、ウイルス性胃腸炎が治癒した後、ミルクに含まれる乳糖の消化がうまく行えなくなってしまうことがあり、下痢が長引くこともあります。
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