医療応用における課題
エクソソームの医療応用には、大きな可能性とともに重要な課題が存在します。特に安全性の確保と品質管理が主要な問題となっています。
現在、一部のクリニックでエクソソームを用いた治療が行われていますが、その効果や安全性は十分に実証されていません。現時点(2024年10月時点)において、世界的にも薬事承認を取得したエクソソーム製品は存在しません。一方で、エクソソームを用いた治療法の開発は今後大きく進展すると考えられ、世界中で研究開発が進められています。
これらの課題に対応するため、日本再生医療学会は2024年4月30日に「細胞外小胞等の臨床応用に関するガイダンス(第1版)」を作成し公開しました。このガイダンスに基づき、安心・安全で、効果の明確なエクソソーム治療を開発していくことが重要です。
医師の方へ
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