えーりきあしょう

エーリキア症

最終更新日:
2024年04月16日
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2024/04/16
更新しました
2017/04/25
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原因

エーリキア症は、エーリキアを保有するマダニに刺されることで発症します。エーリキアは野生動物の細胞内に住みついており、マダニが保菌動物を吸血するとエーリキアが移行し、さらに感染したマダニがヒトを刺すことでエーリキアがヒトに移行します。このように“保菌動物→マダニ→ヒト”というサイクルで、マダニを媒介してヒトへのエーリキア感染が成立するのです。

なお、現在までにエーリキア症の原因となる病原体がいくつか発見されています。ヒトのエーリキア症としては、E. chaffeensisという種類のエーリキアによる“ヒト単球性エーリキア症”、Anaplasma phagocytophilumによる“ヒト顆粒球性エーリキア症”が代表的です。それぞれの病原体で感染する場所に特徴があり、E. chaffeensisは白血球の一種である単球に、Anaplasma phagocytophilumは白血球の一種である顆粒球*にそれぞれ感染します。

通常の日常生活の中で、エーリキアがヒトからヒトへ感染することはないとされています。しかし、エーリキアに感染した白血球が血流に乗って体内を巡るため、まれに輸血や臓器移植によってヒトからヒトへ移ることがあります。

*顆粒球……細胞内に殺菌作用を含む“顆粒”がある白血球の総称。

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