症状
カドミウム中毒の症状は、摂取して間もないタイミングで生じる急性のものと、長期間摂取し続けることで生じてくる慢性のものがあります。
急性の症状としては、悪寒や発熱といった全身症状や、腹痛や下痢といった消化器系の症状がみられることがあります。
慢性の症状としては、腎機能障害による全身のだるさや疲れやすさ、むくみのような症状が現れます。さらに、ビタミンDが腎臓で正しくつくれなくなるため、骨が弱くなって腰や背中、手足の骨や関節の痛みが生じます。また、腎機能障害により尿酸が正しく排出されず、尿酸が関節にたまることが関節痛の原因になります。さらに、腎臓の障害によって貧血になり、全身のだるさや疲れやすさが強く現れます。
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