治療
メトロニダゾールやチニダゾールなどニトロイミダゾール系の薬剤が用いられます。エイズ、分泌型IgA低下症や低ガンマグロブリン血症などの患者さんは症状が重篤化する可能性があるため、積極的に病気を疑い治療を行うことが重要です。
ジアルジア症は病原体を口から摂取することで発症します。そのため、ジアルジアに汚染されている環境に赴く際には、予め予防策を講じることが重要であるといえます。具体的にできる予防策としては、徹底した手洗いです。また、発展途上国などでは水や食物がジアルジアで汚染されている可能性もあるため、消毒や調理状況の不明なものについてはむやみに摂取しないよう心がけることも大切です。性交渉を行うときにも、大便に触れるような行為を避けることが重要です。また、ジアルジアは水環境中で長い間感染性を保って生息しています。そのため、汚染が疑われる水辺において、むやみに水泳をすることは避けたほうがよいでしょう。
医師の方へ
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