症状
ストレートネックは、単に頭が前へ出て首がまっすぐになるといった見た目の変化だけではなく、首や肩の筋肉の凝りを引き起こします。症状が進行すると、頭痛やめまいなどの不快な症状を伴うケースもみられます。頚椎脊柱管*の中には脊髄が走行しており、ストレートネックによって脊髄や脊髄から分岐する神経が圧迫されると、手足のしびれや痛みなどの神経症状が現れることもあります。
ストレートネックは放置すると正しい姿勢を一定時間維持する力の低下を引き起こしたり、最終的には頚椎の変形の原因になったりすることも知られています。また、ストレートネックの状態になると肩周囲にある僧帽筋が過剰にはたらいて疲労を感じやすくなることが近年報告されています。
*頚椎脊柱管:首の骨の内部にあり、神経(脊髄)が通る管状の空間のこと。
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