症状
ニコチン性口内炎は、特別な自覚症状がないこともまれではありません。痛みを生じることもあまりありませんが、食べ物がしみるといった症状をみることがあります。自覚症状に乏しいことから、別のきっかけで口の中を調べた際に認識されることが多いです。
口腔粘膜が赤く変化することがありますが、時間経過とともに白く変化していきます。タバコの煙は、口の中の天井(硬口蓋)に相当する部分に当たりやすいため、この部位がニコチン性口内炎の好発部位であるといえます。
ニコチン性口内炎は、扁平上皮がんなどの悪性腫瘍を発生するリスクがあるため注意が必要です。この段階では、びらんや潰瘍形成が強くなり、より粘膜の変化が強く出てきます。
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