治療
治療は、障害のタイプ、重症度、患者さんの生活スタイルなどに応じて行われます。患者さんと医師の一対一で完結するものではなく、周囲のサポートや、心理士・ソーシャルワーカーなどの介入が必要です。
代表的な治療方法は、精神療法や心理療法です。感情、考え方、行動の仕方について学ぶことをとおして、病気によって起こる問題への対処方法を身につけます。個別に行われることもあれば、同じ境遇にある方が集まって行われることもあります。
また、症状の現れ方やタイプによって薬物療法が検討されます。医療保険で認められているパーソナリティ障害の薬はありませんが、実際に使用される薬には抗精神病薬などがあります。抗不安薬は自殺企図などに用いられる恐れがあり、SSRIは情動を不安定にする恐れがあるため、投与は必要最小限にとどめられます。
医師の方へ
「パーソナリティ障害」を登録すると、新着の情報をお知らせします