症状
肘関節の外側部分、上腕骨の外側顆と呼ばれる部分に一致して痛みが生じます。同部位に腫れや皮下出血を伴うこともありますが、あまり腫れないこともあるので要注意です。腕をひねったり、曲げたりすると痛みが増強するため、お子さんの場合は腕を動かすことを嫌がるようになります。
骨折に伴って骨の位置がずれてしまうこともあります。この場合、腕の一部が盛り上がったり、肘関節の角度がずれたりすることがあります。
また、外反肘と呼ばれる腕の変形や、偽関節と呼ばれる本来は存在しない関節を生じることがあります。経過中に尺骨神経麻痺を生じた場合、手の小指と薬指の感覚が麻痺したり、手が変形したりすることがあります。こうした合併症が発生すると、手を使う動作に著しい障害をきたし、日常生活に大きな影響が生じることになります。
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