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にゅうじきせいきんせいこうはん

乳児寄生菌性紅斑

最終更新日
2018年09月11日
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2018/09/11
掲載しました。

概要

乳児寄生菌性紅斑とは、カンジダと呼ばれる真菌を原因として発症する皮膚炎の一種を指します。おむつによって覆われるお尻から股にかけて赤くただれます。おむつを着用する乳児に発症し、おむつかぶれとの区別が必要とされる病気です。抗真菌薬の外用により治療します。カンジダは高温多湿を好むため 、適切なタイミングでおむつを交換することが大切です。

原因

乳児寄生菌性紅斑は、カンジダと呼ばれる真菌を原因として発症します。カンジダは広く環境中に存在する真菌ですが、高温多湿の環境を好んで増殖する傾向があります。また、カンジダは消化管の中にも存在しており、糞便中に排泄されています。

乳児の着用するおむつの中は、尿や糞便、汗などによって、高温多湿な、カンジダの増殖に有利な環境になります。また、これらの状況が続くと、皮膚がダメージを受け、発症の誘引となります。

症状

乳児寄生菌性紅斑では、おむつによって覆われるお尻から股にかけた部位が赤くただれます。カンジダは皮膚のシワの間にも入り込むことから、シワの間にも赤みが生じます。

乳児寄生菌性紅斑と区別することが求められる病気として、おむつとの接触を原因として発症する接触性のおむつかぶれを挙げることができます。おむつかぶれでは、乳児寄生菌性紅斑と類似した皮膚の赤みを生じますが、おむつの接触がないシワの間には皮膚の変化がありません。

検査・診断

乳児寄生菌性紅斑では、お尻周りの皮膚症状を丁寧に観察することが重要です。症状の項目で記載したように、シワの間も含めて観察します。

また、皮膚の一部を擦りとり顕微鏡にて観察しカンジダの存在を確認します。この検査は痛みを伴うものではなく、結果も迅速に得ることが可能です。

また、同様の方法で得られた検体を用いて培養検査を行うこともあります。より詳細にカンジダの種類を特定することができます。

治療

乳児寄生菌性紅斑は、真菌の一種であるカンジダが原因となるため、抗真菌薬により治療します。外用薬を用いて局所を重点的に治療します。

乳児寄生菌性紅斑では、カンジダが増殖しにくい環境を整えることが大切です。カンジダは高温多湿を好むため、尿や糞便をおむつ内に溜め込みすぎないよう、適切なタイミングでおむつを交換するようにします。この際、お尻を何度も拭いて皮膚のバリアを損なわないようにすることも大切です。

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