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ひふえん

皮膚炎

最終更新日
2021年07月19日
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2021/07/19
更新しました
2017/09/13
掲載しました。

概要

皮膚炎とは、皮膚の表層部分に炎症が生じ、かゆみ・赤み・腫れ・発疹(ほっしん)などの症状を引き起こす病気のことです。いわゆる“湿疹“と呼ばれることもあります。

原因はさまざまですが、薬、化学物質、紫外線の刺激、ウイルスなどの病原体などダメージとなる原因が皮膚に(さら)されること、アレルギー体質、皮膚の乾燥、肝臓をはじめとした内臓の病気など体に何らかの原因があることの大きく2つに分けられます。

また、症状の現れ方や経過も急激に症状が現れる“急性皮膚炎“と発症から1週間以上経過した“慢性皮膚炎”に分けられ、急性皮膚炎は皮膚の赤みやむくみ、水疱(すいほう)などが生じやすいのに対して慢性皮膚炎は皮膚が厚くなっていくのが特徴です。

治療方法は原因によって異なりますが、多くは皮膚の炎症を抑えるステロイドの塗り薬やかゆみを抑える抗ヒスタミン薬の飲み薬が使用されます。また、皮膚を清潔に保って潤いをキープするためのスキンケアも症状改善のために必要となります。

原因

皮膚炎の原因は大きく“外的要因”と“内的要因”の2つに分けられます。

“外的要因”とは、薬、洗剤、ラテックス・うるし・金属などアレルギーを起こし得る物質、細菌やウイルスなどの病原体、紫外線など皮膚の表層に外界からダメージを与えるもののことを指します。また、衣類による局所的な締め付けや空気の乾燥なども皮膚炎を引き起こす外的要因の1つです。

一方、“内的要因”とは、アレルギー体質、アトピー性皮膚炎などの皮膚の病気、皮膚の乾燥、内臓の病気、過剰な皮脂や汗など自身の体質や病気による原因のことを指します。

このように皮膚炎の原因は多岐にわたりますが、はっきりとした原因を特定できないケースは少なくありません。しかし、多くは何らかの“外的要因”が皮膚にさらされることで皮膚炎を発症すると考えられています。

症状

皮膚炎は、皮膚の表面に炎症が生じる病気の総称です。

発症して間もない時期には、皮膚のかゆみや赤み、むくみなどの症状が生じて水疱や発疹が形成されます。そして、発疹や水疱はじくじく湿っぽくなってかさぶたと変化していきます。発症して1週間以上経過すると、患部の皮膚は乾燥して厚く硬くなるのが特徴です。また、その状態がさらに長く続くと色素沈着を引き起こすことも少なくありません。

皮膚炎は原因や症状の現れ方によってさまざまなタイプがありますが、皮膚の荒れを伴う場合にはひび割れなどが生じて些細な刺激に対して痛みを引き起こすこともあります。

検査・診断

皮膚炎の診断は、発症部位の観察や発症のきっかけ、経過など詳しく問診することが必要です。そのうえで、皮膚炎の原因などを詳しく調べるために次のような検査が行われることがあります。

血液検査

発症にアレルギーが関与していると考えられる場合にはアレルゲン(アレルギーを引き起こす原因物質)を特定するために血液検査が行われます。

また、アトピー性皮膚炎や内臓の病気などが原因と疑われる場合には、それぞれの病気の診断をするのに必要な血液検査が必要になります。

皮膚テスト

アレルギーが原因と考えられる場合には、アレルゲンを皮膚に晒して反応を観察する“パッチテスト”や針でアレルゲンを皮膚内に侵入させて反応を観察する“ブリックテスト”などの皮膚テストを行うことがあります。

検鏡検査

カビ、細菌、ウイルスなどの病原体による感染症を除外するために、角層や水疱、膿疱(のうほう)の一部を採取して顕微鏡で観察する検査が行われます。

皮膚生検

皮膚のがんとの鑑別が難しい場合は、病変部の一部を採取して顕微鏡で詳しく調べる検査が行われます。

治療

皮膚炎の治療は、基本的に皮膚の炎症を抑えるステロイドの塗り薬とかゆみを抑える抗ヒスタミン薬の内服薬による薬物療法が行われます。

また、皮膚炎を改善させるには皮膚を清潔に保ち、ワセリンなどで保湿して皮膚の乾燥を防ぐスキンケアも重要です。皮膚の表層の角質層は皮膚内部の水分の蒸発を防ぎ、病原体や異物などの侵入を防ぐ“バリア機能”を担います。皮膚炎を発症するとこのバリア機能が損なわれるため、さらにかゆみなどの症状が悪化するという悪循環に陥るケースも少なくありません。そのため、皮膚をしっかり保湿してバリア機能をキープすることが大切です。

予防

皮膚炎を予防するには、上述したように清潔と保湿を意識したスキンケアを行うことが大切です。また、皮膚炎を引き起こす原因が分かっている場合は、できるだけ肌にそれらの刺激を与えないよう注意する必要があります。

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