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ひふのかんそう

皮膚の乾燥

概要

皮膚の乾燥は肌の水分や皮脂が不足して潤いがなくなった状態を指し、「ドライスキン」とも呼ばれています。

皮膚が乾燥すると、つっぱる、カサカサする、ひび割れなどの症状がみられ、これらの皮膚症状にかゆみが伴ったり、掻いてしまうことで湿疹が生じることもあります。

また、乾燥は主に肌内部の水分や脂質が外に逃げ出し、水分量・脂質量が減少することによって引き起こされますが、その原因にはさまざまなものが考えられます。

原因

私たちの肌は表皮で覆われていて、表皮内の角層には潤いにおいて重要な皮脂、角質細胞間脂質、天然保湿因子が存在します。しかし、何らかの原因によってこのような因子が減少すると角層の水分や脂質が失われ、その結果として肌が乾燥した状態になるのです。

乾燥は加齢やホルモンバランス、乾燥した外気、紫外線や化学物質の刺激など、実にさまざまな原因によって引き起こされるほか、病気が原因になっていることもあります。

生理的な原因による乾燥

新生児や小児、中年女性、高齢者は肌が乾燥しやすいといわれています。

中年女性においては女性ホルモンの減少、高齢者では加齢に伴う肌の水分量の減少が乾燥の主な原因で、高齢者で乾燥の程度が進んだものを「老人性乾皮症」といいます。

病気が原因の乾燥

皮膚の乾燥を引き起こす体の病気には、腎不全甲状腺機能低下症、栄養障害、ビタミンA欠乏症などがあります。また、アトピー性皮膚炎尋常性魚鱗癬(じんじょうせいぎょりんせん)などの皮膚病でも乾燥がみられます。

日常生活が原因の乾燥

日常生活上の原因としては、冷房・暖房の長時間使用による空気の乾燥、紫外線による肌へのダメージ、化学物質(洗剤・シャンプー・化粧品など)による刺激などが考えられます。

生活する上で避けられないものが多いですが、乾燥が続くことで重症化し、皮膚の病気などの発症の原因になることもあるため注意が必要です。

症状

皮膚が乾燥するとカサカサする、白い粉のようなものがでる、浅い亀裂(ひび割れ)が起こるというような状態になります。また、かゆみが生じることが多く、掻くことによって湿疹が現れる場合もあります。

このような症状は頭皮、顔(鼻・頬など)から手のひら、足の裏など、体のあらゆる皮膚に生じる可能性がありますが、乾燥しているのが全身なのか・局所的なのか、どの部位なのかによって考えられる原因が異なります。

治療

肌の乾燥に対しては保湿がもっとも有効な治療法ですが、追加の治療が行われることも多くあります。また、病気が原因であればその病気に対する治療が優先されます。

生理的な原因による乾燥の治療

保湿を行うことが治療の第一で、主に保湿剤による治療が行われます。

炎症が起こっている場合にはステロイド外用薬、かゆみに対しては抗ヒスタミン内服薬などが使用される場合があるほか、女性ホルモンの減少が原因であればホルモン補充療法が行われることもあります。

内臓の病気が原因の乾燥の治療

乾燥の原因が内科の病気であるために、原因となる病気に対する治療が優先されます。多くは薬を使用した薬物療法や食事療法が行われます。

日常生活が原因の乾燥の治療

原因に関わらず、保湿剤による治療が中心です。症状に応じてステロイド外用薬や抗ヒスタミン内服薬などで治療が行われる場合もあります。

しかし、乾燥を引き起こす日常生活上の原因に対するアプローチを行わなければ、症状の悪化や再発を繰り返してしまいかねません。

そのため、冷房・暖房の使用を控えて加湿器を使用する、紫外線対策を行う、皮膚に刺激を感じない日用品を使用する、お風呂はぬるめのお湯にするなど、乾燥を防ぐ取り組みも重要です。

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