症状
乳腺炎にはさまざま症状があり、症状や乳房の状態などによって複数の分類があります。
主に用いられる分類の1つにうっ滞性乳腺炎と感染性乳腺炎があり、それぞれ以下の症状があります。
うっ滞性乳腺炎
乳管の閉塞や乳汁のうっ滞が長引くことで起こる乳腺炎で、細菌感染は認められません。
片側の乳房の一部が赤くなったり、しこり、腫れ、圧痛、熱感などが認められたりします。軽い発熱がみられることもあります。
感染性乳腺炎
うっ滞性乳腺炎の症状がみられて12~24時間経過しても状態が改善しない場合に疑われる乳腺炎で、細菌感染を伴ったものです。うっ滞性乳腺炎と同様の乳房の症状に加えて、発熱や悪寒、体の痛みなどの全身症状がみられます。また、乳汁中のナトリウム濃度が上昇するため乳汁がしょっぱくなり、赤ちゃんが母乳を嫌がることもあります。
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