治療
乳腺炎は時間の経過とともに状態が変化し、状態によって処置が異なります。うっ滞性乳腺炎の段階ではセルフケア(効果的な授乳)と助産師によるケアで症状が改善することが多いですが、感染性乳腺炎や、それに続く膿瘍の形成がみられる場合には、専門医による投薬治療や外科的処置が必要になることもあります。
セルフケア
うっ滞した乳汁を排出するために、頻繁に授乳を行います。また、適切な授乳方法(姿勢やくわえ方など)ができているかを確認することも大切です。必要に応じて、助産師からの指導を受けます。
助産師によるケア
乳頭に傷があるなどで直接授乳ができない場合や、直接授乳で十分に乳汁が飲み取られない場合などは、助産師による搾乳が必要になることがあります。
また、助産師は母親の日常生活の様子を聞き取り、十分な休息が取れるように支援を行うこともあります。
専門医による治療
乳腺炎の症状が現れてから24時間以上継続しても症状が改善しない場合は、医師による治療が必要になることがあります。
医師による治療では、治療薬(解熱鎮痛薬や抗菌薬)の処方や、膿瘍が形成されている場合は切開による排膿処置が行われます。
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