治療
単純ヘルペス脳炎では、アシクロビルと呼ばれる抗ウイルス薬を第一選択薬として治療が行われます。病初期においては単純ヘルペス脳炎であることが必ずしも確定できないこともありますが、もし単純ヘルペス脳炎であった場合には重篤な経過が予測されます。そのため、診断が確定していない状況であっても疑わしい場合には治療薬が投与されることがあります。
単純ヘルペス脳炎では、呼吸障害や脱水、けいれんなどをみることもあります。そのため、補液や抗けいれん薬の投与などの対症療法的な支持療法も行われることがあります。
急性期の治療が奏功した場合でも、神経学的な後遺症を残すことがあり、この場合には、リハビリテーションや療育など、必要に応じた治療介入が検討されます。
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