治療
卵巣のう胞は、大きさや数、その原因などに応じて治療方針が決定されます。症状を引き起こさず、悪性化の所見がない場合には、特別な治療介入をせずに慎重に経過観察をすることもあります。
一方、ホルモンを用いた治療介入や、手術的な摘出術が選択されることもあります。手術をする際には、のう胞を有する卵巣の一部切除なのか、あるいは全体を切除するのかなどが検討されます。
卵巣のう胞が悪性のものである場合には、より積極的な治療介入が行われます。手術をおこなう場合にも、卵巣に限局せず女性器をさらに広範に切除することもあります。また、化学療法や放射線療法が検討されることもあります。
多くの女性が経験する卵巣のう胞ですが、放置していいものと、治療を行うべきものがあります。自覚症状が現れないことも少なくないですが、病院で指摘された際には、どのような治療が必要か、しっかりと相談することが大切です。
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