症状
比較的滑らかで浅い、不定形の腫瘍がポコッとできます。潰瘍底は平らで赤色、または肉芽(欠損した部分にできてくる、赤く柔らかい粒状の結合組織)組織表面の壊死によって黄白色を呈するか、あるいは線維素(フィブリン)による灰白色の偽膜に覆われています。
潰瘍の辺縁周囲には赤い部分がみられ、経過の長いものではやや盛り上がって硬結(病的に硬くなった状態)もみられます。また、潰瘍周辺の角化亢進によって白斑をみることもありますが、悪性腫瘍のような広範囲の浸潤硬結はみられません。
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