治療
変形性頸椎症の多くは、痛みやしびれが強くなるような姿勢を避け、首を安静にすることで症状は改善します。痛みが強い場合には鎮痛剤や筋弛緩剤の内服・湿布の貼付による対処療法が行われます。
薬物療法でも症状が改善しない場合には、痛み止めの注射や原因となる神経に直接麻酔薬を注入するブロック注射が行われることもあります。
これらの保存的治療は一時的に症状を改善させる効果は期待できますが、加齢による頸椎の変形を止めることはできません。症状が進行して歩行障害や膀胱直腸障害、耐え難い痛みなどが生じる場合には、手術で変形した頸椎を修復する治療が行われることもあります。
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