検査・診断
多発血管炎性肉芽腫症では、気道、目、肺、腎臓に関連した症状がないかどうかを以下の点について確認します。
- 耳鼻科や眼科の専門医による診察で上気道や目の炎症がないか評価します。
- 血液検査によって白血球やCRPによる炎症反応、腎機能、この病気の方で陽性となる抗好中球細胞質抗体(ANCA)を評価します。
- 尿検査では、蛋白尿や血尿など腎臓の炎症の有無について確認します。
- X線写真、CT検査、MRI検査、シンチグラフィーといった画像検査で上気道を含めた頭部や肺など体内に炎症が生じていないか評価を行います。
診断を確定するために鼻などの上気道、肺、腎臓から組織を採取して、特徴的な血管炎の所見の有無につき顕微鏡で確認する病理検査が行われることもあります。
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