治療
夜間多尿の治療方法としては、行動療法、薬物治療、睡眠管理などがあります。
行動療法
排尿日誌を付けて、飲水と尿量の関連を把握し、日中を含めた1日を通しての多尿なのか、夜間多尿なのかを把握することが必要です。また夜間の過剰な飲水、アルコール、カフェインの摂取は避けましょう。
薬物治療
男性の夜間多尿に伴う夜間頻尿に対して、デスモプレシンが保険適用となっています。女性ではまだ有効性が確認されていません。デスモプレシンはADHホルモンと同じようなはたらきがあり、夜間の尿量を減少させる作用があります。日本では、1日1回寝る前にデスモプレシンを内服することで夜間多尿を改善します。
睡眠管理
睡眠管理には、非薬物療法と薬物療法があります。まずは非薬物療法として生活習慣を見直しましょう。薬物療法を行う際には、症状にあわせた睡眠薬の使い分けが重要です。また高齢者への投与においては、薬物相互作用にも十分注意する必要があります。
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