検査・診断
寄生虫症の診断には、便や血液、皮膚や臓器の組織から寄生虫や虫卵を検出する方法と、血液検査でその寄生虫の抗体価を調べる免疫診断の二通りがあります。
また、まず寄生虫が原因であることを確認するためには、生活歴や海外渡航歴、食事歴、性交渉歴などが重要な手がかりになるため、長引く発熱や下痢などの症状がある方は思い当たる感染の機会を必ず医師に伝えましょう。そのほかにも、以下のような検査がおこなわれることがあります。
血液検査
原因不明の発熱や腹痛などに対して一般的におこなわれる検査です。炎症の程度や各臓器に異常がないかをスクリーニングすることができます。寄生虫症では、白血球数の中の好酸球の割合が高くなることがあります。
画像検査
臓器に侵潤が疑われる場合、超音波検査、レントゲン、CT、MRIなどの検査が行われることがあります。一部の寄生虫症では、内視鏡で診断や治療をすることがあります。
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