原因
寛骨臼形成不全の主な原因として、遺伝的な要因、胎児期の姿勢、出生後の生活習慣の3つが挙げられます。
遺伝については遺伝子解析が進み、寛骨臼形成不全を引き起こす原因遺伝子が判明しています。そのため親が原因遺伝子を持っている場合、子どもが受け継ぐ可能性があります。
また、赤ちゃんがお母さんの子宮内にいる間、正常でない胎位(頭が下向き以外の姿勢)であると寛骨臼形成不全が起こりやすくなります。
出生後においては、おくるみなどで赤ちゃんの股関節の動きを制限したり、横抱きやスリングを使用するなどして股関節や膝関節を伸ばした姿勢を長時間続けたりすることも、寛骨臼形成不全の発症に関わると考えられています。
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