しょうじしょう

小耳症

最終更新日:
2017年04月25日
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2017/04/25
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治療

治療は手術による耳介形成です。一般的には10歳頃に複数回の手術を行い、耳介を形成します。主に「肋軟骨を用いた耳形態のフレーム作成」と「耳介皮膚の再建」の2つから構成されます。肋軟骨移植術では耳介の形作るために柔らかく形成可能な肋骨の軟骨を使用します。

小児は大人より体の大きさに比し耳が大きいため、十分量の軟骨が採取できる体に成長するまで手術を待つのが一般的です。耳の成長は10歳頃までに成人とほぼ同じ大きさに達します。また、10歳頃になると精神的な成熟も見られ、治療に対して本人が積極的な姿勢を取れるようにもなります。これらがこのあたりの年齢を目安に治療介入を行う理由です。肋軟骨は加齢により柔軟性が失われ、フレーム形成が難しくなります。そのため、肋軟骨を用いた形成手術は20歳までが推奨されます。

皮膚の再建は耳介周囲の皮膚を移動させる皮弁を用いた方法や、薄く加工した皮膚を貼り付ける皮膚移植、tissue expanderと呼ばれる水風船のようなものであらかじめ進展させた皮膚で軟骨を覆う方法などさまざまです。小耳症の程度や各施設の方針によって手術の回数や方法は異なります。

小耳症では、耳以外の症状が合併していることもあります。これらも症状に応じて適宜治療介入を検討します。

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