検査・診断
レントゲン撮影室で外尿道口から造影剤を注入し、尿道を造影します。尿道が損傷されていない場合は、尿道がきれいな曲線に造影され、膀胱まで造影剤が到達します。しかし、尿道損傷がみられる場合は、損傷部位から造影剤が尿道外に漏れるため、尿道外に溜まりのように造影されます。尿道損傷がみられた場合は、以下の3パターンに重症度別に分類されます。
- 尿道挫傷:尿道造影で造影剤の漏れがみられない(正常だが)が,症状や経過から尿道損傷が示唆されるもの
- 部分断裂:尿道造影で造影剤の漏れがみられるが、造影剤が膀胱まで達している場合(尿道に損傷はあるが、膀胱まで繋がっており造影剤は流れている)
- 完全断裂:尿道造影で造影剤の漏れがみられ,膀胱が造影されない場合(尿道が完全に断裂しており、膀胱と繋がっておらず膀胱まで造影剤が流れない)
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