しんさるこいどーしす

心サルコイドーシス

最終更新日:
2017年04月25日
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2017/04/25
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サルコイドーシスにおける肉芽腫は、さまざまな免疫細胞が関わることで形成されると考えられています。心サルコイドーシスにおいても、免疫異常が関係していると考えられています。

また、近年では、心サルコイドーシスで肉芽腫が形成される原因として「Propionibacterium acnes」と呼ばれる細菌の関与が疑われています。この菌はニキビを発生させる菌ですが、サルコイドーシスの肉芽腫の中にも存在する(菌そのものと菌由来のDNAいずれも)ことが知られています。このことから、肉芽腫の形成にPropionibacterium acnesが何かしらの役割を果たしていると考えられています。

その他、心サルコイドーシスには遺伝的な要因も関与していると考えられています。赤血球の血液型には、A型、B型、AB型、O型といった血液型が知られていますが、人の細胞には「HLA型」と呼ばれるものも存在します。ある特定のHLA型をもつ場合には、サルコイドーシスの発症リスクが高まるという報告があります。また、免疫に関与する遺伝子多型(たとえばCCR2遺伝子、NOD1遺伝子など)が発症に関係しているのではないかとも考えられています。

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