症状
心気症では、自分が何か重篤な病気にかかっているのではないか、今後かかるのではないかと思い込み、強い不安を自覚します。しかし心気症では、実際には原因となる身体的な疾患を特定することはできません。検査を行って病気を否定されても、不安に駆られ続けることが多くなります。また、病気を特定するために、同じような症状を切り口に、インターネットなどで過度に情報を検索し続けることがあります。自分の症状と身体的な病気を関連付けることができると、喜びを覚えることもあります。
心気症では上記のような症状によって、通常の日常生活を送ることが難しくなります。会話の内容も病気と関連付けられるものに終始し、症状の少しの変化から何度も自分の身体を調べるようになります。就業時間であることも理解しつつ、気になるような症状が出現した場合にはいてもたってもいられずに、病院を受診することもあります。その結果、学校生活や仕事に支障が生じるようになります。なお、うつ病と関連性があることもあり、うつ症状を呈することもあります。
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