原因
手指靭帯の代表的なものには側副靭帯と掌側靭帯が挙げられますが、損傷の原因はそれぞれ異なります。
側副靭帯損傷
骨と骨を両側から支えて関節の安定性を維持する靭帯であり、スポーツや転倒などで指の側方から強い外力が加わることで損傷します。
PIP関節側副靭帯と母指MP関節側副靭帯が受傷しやすいとされていますが、すべての部位の側副靭帯で生じる可能性があります。
掌側靭帯損傷
指が手の甲側に曲がらないように、手の平側から手指関節を支えている靭帯です。事故や転倒、転落などにより手の平側から強い外力が指に加わることで、手指関節が手の甲側に過度に引き伸ばされて損傷します。
非常に強い外力が作用して生じるものであり、掌側靭帯が骨と強固に付着しているため、靭帯が過伸展するとともに骨との付着部で剥離骨折を生じることが多々あります。
医師の方へ
「手指関節靭帯損傷」を登録すると、新着の情報をお知らせします