治療
指骨骨折の治療法には、大きく“保存療法”と“手術療法”があります。一般的に、軽度の骨折では保存療法が検討されます。
保存療法
多くの指骨骨折は保存療法が可能です。
保存療法とは、手術を行わない治療法のことです。
ずれが少なく安定している骨折の場合は、副子(そえぎ)あるいはギブスでの固定や、隣の指を一緒に巻いて固定するテーピングを行います。ずれのある骨折の場合には、整復した後に副子あるいはギブスで固定します。
手術療法
骨折部を整復してもずれた骨が許容範囲内に戻らない場合や不安定で再度ずれてしまう場合、多数の指が骨折している場合などには手術療法が選択されることがあります。
手術療法においては、ずれた骨の整復を行ったうえで、固定器具を用いて骨折部を固定します。骨を固定するための器具には鋼線、プレート、スクリュー、ワイヤーなどさまざまな種類があり、骨折の状態によって使い分けられます。
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