治療
気管支肺異形成症の治療では、酸素投与や人工呼吸器による呼吸補助、ときに気管切開、薬物治療が行われます。
入院中は、長期間の酸素投与や人工呼吸器の使用は肺に負担をかける可能性があることから、体内の酸素濃度を測定し、できる限り使用期間を短くするように治療を行います。併せて気管支拡張薬や利尿薬、ステロイド、肺高血圧治療薬、ビタミン剤、抗菌薬、カフェイン、肺サーファクタント製剤、一酸化窒素吸入療法などの薬を用いた薬物治療を行うこともあります。
呼吸の改善がゆっくりな場合は、酸素や人工呼吸器を持って帰り、自宅で過ごすことも可能です。その際は、医師や看護師などの医療スタッフが定期的に訪問する制度を利用することができます。
また、気管支肺異形成症は、肺や体の成長と共に改善することが期待できます。子どもが栄養をしっかり取れるようにミルクや母乳の摂取を促しましょう。また、肺の機能は十分には改善しない場合もあるため、将来の健康を考え、タバコの煙などを避けるようにしましょう。
「気管支肺異形成症」を登録すると、新着の情報をお知らせします