みなまたびょう

水俣病

監修:

原因

水俣病の原因はメチル水銀と呼ばれる化学物質です。

メチル水銀はビニールの原料となるアセトアルデヒドを生産するときに発生する毒性の強い物質で、水俣病の発生地域ではメチル水銀を含む工業廃水が海や川に流されていました。

海や川に流されたメチル水銀はプランクトンや小魚のエラや体表面から取り込まれます。

また、メチル水銀に汚染されたプランクトンや小魚をより大きな魚が食べることで、体内に高濃度のメチル水銀が蓄積されていきます。

最終的に、高濃度のメチル水銀に汚染された海産物を人間が食べ続けることでその体内にメチル水銀が蓄積し、水俣病を引き起こしました(食物連鎖による生物濃縮)。

最終更新日:
2025年05月20日
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2025/05/20
更新しました
2017/04/25
掲載しました。

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