検査・診断
せつの診断は、皮膚に生じた変化を詳細に確認することでなされます。体の中でも、どのような部位に病変があるのか、痛みや発赤があるのか、押したときに痛みが増強するのかなどを確認することで、せつの存在が疑われます。
皮膚に生じた見た目の変化を確認することで疑われるせつですが、ときに病変部位から得た検体を用いた検査も検討されます。こうした検体を用いて、黄色ブドウ球菌が存在していることを確認することが大切です。
また、黄色ブドウ球菌と一言に表現しても、抗生物質に対しての治療効果は黄色ブドウ球菌の種類によって大きく異なります。中には、抗生物質に対して効きが悪いタイプの黄色ブドウ球菌もせつの発症に関与することもあるため、検査を行うことでその可能性を考慮することも検討されます。
せつでは、患者さんの持つ背景や病変の広がりなどが病気の進行に深くかかわることもあります。そのため、必要に応じて血液検査を行うことも検討されます。
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