原因
せつは、主には黄色ブドウ球菌と呼ばれる細菌を原因として発症します。黄色ブドウ球菌は、皮膚や髪の毛、鼻の中など、健康な人においてもみられる細菌の一種です。
広く環境中に存在することが知られる黄色ブドウ球菌ですが、ときに皮膚をはじめとした部位に感染症を起こすことがあります。この際、せつとしての病変が黄色ブドウ球菌の感染症として引き起こされることがあります。
せつは、健康な方でも発症することがありますが、中には背景に何かしらのリスク因子が関与していることもあります。具体的には、糖尿病や肥満、免疫機能異常などを例に挙げることができます。
また、首や乳房、臀部などの皮膚と皮膚がこすれやすい部位において、せつが生じやすいことも知られています。
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