治療
治療では、主に外科的手術が考慮されます。
石灰化上皮腫は、急激に大きくなることは少ないものの、自然に消失することはまれであり、塗り薬や飲み薬による治療やレーザー治療での改善は期待できません。また、細菌感染に伴い炎症を起こすケースや、悪性腫瘍である可能性も懸念されます。そのため、腫瘍を摘出し、確定診断のために摘出した腫瘍組織の病理学的検査を行います。
外科的手術
外科的手術では、腫瘍の摘出術が行われます。
腫瘍の大きさによって異なるものの、一般的に小学校高学年以上の年齢では局所麻酔下での日帰り手術が考慮されます。一方、腫瘍が大きい場合や年少児の場合には、全身麻酔下での手術が考慮されます。
腫瘍が摘出できた場合には治癒が期待できるものの、完全に摘出できなかった場合はまれに再発のリスクがあります。このような場合には再手術を行い、腫瘍を完全に摘出できれば完治が期待できます。
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