原因
窒息の多くは気道に異物を詰まらせることで生じます。原因となる異物は、主に食品と食品以外に分けられます。
食品
食品自体の硬さや弾力性、噛み切りにくさ、大きさ、形状などが窒息の発生に関連するといわれています。
大人では餅や大きな肉の塊、こんにゃく入りゼリーなどが原因となる場合があります。特に高齢者では、加齢に伴って噛む力の低下や歯を失うことで、食品が十分に噛み砕かれないまま喉へ送り込まれ、窒息を引き起こす場合があります。
子どもの場合は、丸い飴やナッツ、ブドウ、ミニトマトなどが詰まることで窒息を生じることがあります。
食品以外
食品以外による窒息は、特に0〜3歳の子どもに多くみられます。具体的な例として、おもちゃや硬貨、ボタンなどが挙げられます。子どもは生後5~6か月頃から、自然と手にしたものを何でも口に持っていく行動を取るため十分な注意が必要です。
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