症状
筋肉痛は一部の筋肉に鈍い痛みが生じます。収縮方向とは逆方向に引き伸ばされながら力を生じる「伸張性収縮」を行う筋肉に起きやすいのが特徴です。たとえば、階段の上り下りでは、上がるときには大腿の前面にある筋肉は収縮しながら力を発揮しますが、下りるときには引き伸ばされながら力を発揮します。つまり、この部分の筋肉は、階段を下がる動作を繰り返すと筋肉痛が生じやすくなるのです。
痛みは通常1週間以内には治まりますが、患部の熱感や腫れを伴うこともあり、発症後数日間は歩行などの日常的な動作に支障が生じることも少なくありません。
また、遅発性筋肉痛では運動後から発症までにタイムラグがありますが、このタイムラグには個人差があります。一般的には年齢が上がるごとに筋肉痛の発症が遅れるといわれていますが、あくまで俗説であり、年齢によって筋肉痛の発症やピークに差はないとの報告も多数あります。
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