治療
耳管開放症はストレスや生活スタイル(ダイエットなど)が原因になることがあるため、誘因となっている状況を改善することが大切です。保存的な治療として、点鼻薬や漢方薬などがあります。また、直接、ホウ酸やサリチル酸、グリセリンなどをカテーテル通気管を介して耳管内へ投与することで、耳管の粘膜に炎症を起こして耳管を狭くする治療もあります。さらに、鼓膜の振動を緩和させることを目的に、鼓膜にテープを張る治療も有効とされています。
一方、手術的な治療として、鼓膜を切開して鼓膜側の耳管から耳管を狭くするためのシリコン製の耳管ピンを挿入する手術や、咽頭側の耳管から自分の脂肪組織を挿入する手術もあり有効性も高いですが、専門的に耳管開放症の治療を行っている施設に限られています。
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