治療
胃下垂と診断されても、特に症状がない場合は治療を行う必要はありません。
しかし、胃アトニーに伴う消化器症状などがみられる場合は治療の対象となります。治療は基本的に薬物療法が検討され、症状に応じて消化酵素薬や胃腸機能調整薬などが用いられます。
また、治療を必要とするか否かにかかわらず、生活習慣の改善が必要です。
生活習慣の改善
胃下垂を認める場合には規則正しい生活を心がけることが重要です。ストレスを解消し、暴飲暴食を避けてバランスのよい食生活を心がけることが大切です。
また、冷たすぎるものや熱すぎるものは胃に負担をかけるため、可能な限り避けるようにしましょう。1回あたりの食事量を減らし、頻回に分けて食事を取ることも効果的とされています。
このほか、適度に脂肪をつけることや腹筋を発達させることも胃下垂の改善に有効と考えられており、食生活の見直しとともに適度な運動を行うことも重要です。
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