じんぞうけっせき

腎臓結石

同義語
腎結石
最終更新日:
2021年07月27日
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2021/07/27
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治療

強い痛みが出ているときには、痛み止めや尿管の緊張を抑えるような薬を服用します。尿量を増やす目的で、輸液を行うこともあります。

画像診断で、自然に結石が排出されると判断された場合には水分摂取や内服薬で経過を見ます。しかし、結石が大きい場合や感染を起こしている場合、腎機能低下を伴っている場合には入院して外科的処置を検討します。

具体的には、外科的に結石を砕いたり、取り出したりする手術が行われます。最近では、患者さんに負担の少ない低侵襲(ていしんしゅう)な治療が積極的に行われるので、開腹手術で結石を取り出す治療法はほとんど行われていません。

腎臓結石に対して行われる代表的な外科的処置である、体外衝撃波結石破砕術(たいがいしょうげきはけっせきはさいじゅつ)経尿道的尿管砕石術(けいにょうどうてきにょうかんさいせきじゅつ)経皮的腎砕石術(けいひてきじんさいせきじゅつ)について説明します。

体外衝撃波結石破砕術

体の外で発生した衝撃波を体内の結石に当てることによって砕く治療法です。痛み止めの使用のみでできるので、多くの結石に対して第一選択の治療法になります。

ただし、腎臓結石の中でも腎臓内で鋳型になっているサンゴ状結石や大きい結石の場合には経尿道的尿管破砕術を併用することもあります。

経尿道的尿管砕石術

細い内視鏡を、尿道と膀胱を通って尿管に挿入し、レーザーなどを使用して結石を砕く治療法です。全身麻酔か下半身麻酔が必要になる処置方法です。

経皮的腎砕石術

背中から直接腎臓に約1cmの穴をあけて、内視鏡を挿入できるようにしてからレーザーなどで結石を砕く治療法です。

他の治療法で砕けないような硬い石や大きい石に対して検討される方法です。処置する場合には、全身麻酔が必要になります。

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