治療
基本的には症状に対する対症療法が中心となります。
生活指導
食べ過ぎを避け、規則正しい食生活を心がけるための生活指導が行われます。
薬物治療
通常は、内服薬による保存的治療が選択されます。症状に応じて使用される薬は変わります(たとえば、嘔気に対して制吐剤を用いるなど)。
腸管癒着症による症状はさまざまであり、同じ治療薬を使用すると逆効果になることがあるため、処方される薬は検査結果や症状などを総合的にみて決定されます。たとえば、腹痛がある場合は蠕動運動を抑える薬を用いることがありますが、これにより通過障害が悪化する症例もあるのです。
手術治療
癒着によりイレウスを繰り返す場合や、症状が重く、薬によるコントロールが困難でQOL(生活の質)が著しく損なわれている場合は、手術により癒着を剥離することもあります。
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