治療
スポーツや事故などによる損傷の場合、手術治療を検討することが一般的です。損傷からすぐに治療を受ければ断裂した膝蓋腱を縫い合わせる腱縫合術で損傷部を修復することができ、約6か月以上のリハビリテーション経過によってスポーツを再開することも可能です。
しかし、損傷してから時間がたちすぎていると断裂した腱同士を縫い合わせることが難しくなり、別の部位から腱を持ってくる“膝蓋腱再建術”など、より大がかりな治療が必要となります。この場合は治療後もスポーツの再開まではより長期の時間を要し、元のスポーツレベルへの復帰は難しくなる可能性もあるため、できるだけ速やかに治療を受けることが大切です。
糖尿病や関節リウマチなどの持病がある方に膝蓋腱損傷が生じた場合、多少の不自由さはあっても歩行は可能なケースがあるため、全身状態や歩行の状態などから総合的に判断して、手術を行うべきかどうか検討されます。
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