検査・診断
膵石の診断において推奨されている検査は、超音波検査、CT検査、ERCPと呼ばれる内視鏡で行う検査です。
超音波検査
簡便性に優れ、心身への負担が少ない点が特徴です。超音波検査では膵石が確認できれば、慢性膵炎と診断されます。
CT 検査
膵石の存在や分布の診断に優れています。また、造影剤を用いたMDCTという検査では、膵管の観察がしやすく、膵管と膵石の位置関係を把握することもできます。
ERCP
内視鏡を用いて膵管を造影する検査です。この検査によって、膵管の詰まり具合が把握できます。ERCPではその後に続けて結石の除去などの内視鏡治療を行えるという利点があります。しかし、侵襲性のある検査でもあります。近年では、MRIでのMRCPという胆管や膵管を映し出す検査の精度が上がったため、施設によってはMRCPを優先的に行うところもあります。
採血検査や腹部レントゲン撮影は膵石を発見するきっかけにはなりえますが、確定診断はできません。
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