すいせきしょう

膵石症

最終更新日:
2017年04月25日
Icon close
2017/04/25
掲載しました。
この病気の情報を受け取るこの病気は登録中です

処理が完了できませんでした。時間を空けて再度お試しください

医師の方へ

治療

膵石の治療は症状が安定していれば、禁酒や低脂肪食を中心とした食事療法、薬物療法が主体となります。低脂肪食は膵液の分泌を抑制しますので、膵臓を休ませることにつながります。症状が強いときには急性膵炎に準ずる治療が行われます。

また、治療に反応しない頑固な疼痛(とうつう)や、持続性・反復性の疼痛があるときには、膵石を除去するように積極的な治療が行われることになります。

内視鏡的治療

内視鏡治療を行う場合は、膵石が大きすぎず、膵管内にはまり込んでいないことが重要となります。膵管内にバスケットカテーテルを挿入し、膵石を引っ張り出す方法が用いられます。そのほかにも狭くなっている膵管をステント留置によって拡張させる方法や、十二指腸への膵管の開口部を切開して膵石の排出を促す方法などもあります。

体外衝撃波結石破砕法(ESWL)

体外から衝撃波を当てて結石を砕く方法です。1時間ほどで終了しますが、痛みも伴います。膵石が膵臓全体に存在するケースでも適応可能です。膵石が大きい方や多い方は何度か治療を行ったり、内視鏡治療と併用したりするケースもあります。ただし、妊婦や腹部大動脈瘤のある方、ペースメーカーを装着している方には行えません。

外科的治療

外科的治療には膵液の詰まりを小腸に誘導するため、膵管と小腸をつなぎ合わせる膵管減圧手術、疼痛の原因となっている膵臓の炎症部分を切除する膵部分切除があります。

膵石が非常に多くある場合や膵管が高度に狭窄している場合は内視鏡治療やESWLでの治療が困難なことが多く、外科的治療が行われます。

医師の方へ

医師向けの専門的な情報をMedical Note Expertでより詳しく調べることができます。

この病気を検索する

「膵石症」を登録すると、新着の情報をお知らせします

処理が完了できませんでした。時間を空けて再度お試しください

実績のある医師をチェック

膵石症

Icon unfold more