治療
自律神経失調症は、ストレスや生活習慣の乱れによって引き起こされるため、これらを改善することで自然とよくなることがあります。また、症状を改善したり、不安やストレスを軽減したりするための治療薬を使うこともあります。
ストレスのコントロールと生活習慣の改善
ストレスを解消し生活習慣を整えることは、自律神経失調症を改善するもっとも重要な行動です。これらを心がけるだけでも不快な症状が大きく改善することもあります。
ストレスのコントロール
散歩や体操、入浴などの気軽にできるストレス解消法から始めてみて、自分がリラックスできる、楽しい、心地よいと思えるような時間を意識的に設けたり、趣味を持ったりすることでストレスをコントロールできることがあります。積極的に交友関係を広げることも効果的です。
また、自律訓練法やマインドフルネスが有効な場合も少なくありません。
生活習慣の改善
睡眠不足や運動不足は自律神経やホルモンバランスの乱れにつながるため、体の不調を引き起こしやすくなります。規則的な睡眠と食事、適度な運動を心がけることが重要です。
生活習慣が整っていると、ストレスに対しても柔軟に向き合えるようになります。
治療薬
薬を使った治療は、症状を改善する対症療法と、自律神経失調症の原因となりうるストレスやホルモンバランスに対する治療があります。
対症療法
実際に現れている症状を和らげるための薬を処方します。たとえば、痛みがあれば鎮痛薬が、眠れないのであれば睡眠薬が処方されます。漢方薬や自律神経を整える薬が用いられることもあります。
ストレスやホルモンバランスに対する治療
ストレスや不安、うつ症状が強いときは、抗うつ薬や抗不安薬などの使用が効果的な場合があります。また、ホルモンバランスの乱れが考えられるときは、ホルモン剤を使用することでホルモンバランスを整える治療が行われることもあります。
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