治療
開放隅角緑内障では眼圧が上昇している状態であるため、眼圧を下げることを目的とした治療介入がなされます。具体的に行われる治療方法としては、薬物療法を中心として、状況に応じてレーザー治療や手術治療などが検討されることになります。
薬物治療としては房水の排泄を促進する薬剤を使用することになり、プロスタグランジン系薬剤がこのタイプの薬になります。また、房水の量を少なくすることを期待して交感神経β遮断薬や炭酸脱水素阻害薬、交感神経α2刺激薬などを使用します。これらの薬剤を使用することで、循環が滞り眼圧上昇の原因となっている房水の量を調整することになります。
開放隅角緑内障の治療は薬物療法が中心ですが、症状がなくとも中断することなく継続することが重要です。また、開放隅角緑内障に罹患している時には、使用に注意すべき薬剤も多く存在します。そのため、自身の状態を把握した上で、使用できる薬剤かどうかを判断することも大切です。薬物治療で眼圧がコントロールできなくて、視野障害が進行する場合には、レーザー治療や手術治療が必要になってきます。
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