かいほうぐうかくりょくないしょう

開放隅角緑内障

最終更新日:
2017年04月25日
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2017/04/25
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原因

開放隅角緑内障は、眼球の中を循環する「房水」と呼ばれる液体が適切に循環しなくなることを原因として発症します。房水は毛様体と呼ばれる眼球内の組織で作られ、シュレム管へと排出されており、眼球内での循環が保たれる仕組みになっています。

房水の量は一定量に保たれており、そのため眼圧は通常はある範囲の中に保たれることになります。しかし、シュレム管での房水の排泄が阻害されてしまうことがあり、過剰な房水が眼球内に蓄積すると眼圧が正常よりも高く上昇するようになります。眼圧が高くなると、圧力に脆弱な視神経が障害を受けることになります。「開放」の意味合いとしては、見た目の構造上は房水の流れを遮るものがなく開通しているというものになります。

原発開放隅角緑内障のなかには、眼圧が正常範囲であるにもかかわらず視神経が障害されてしまうケースがあります。これを「正常眼圧緑内障」といいます。「視神経の障害されやすさ」には人によって差があります。つまり、同じ眼圧の数値であっても、ある人の場合は視神経が障害され、別の人の場合は障害されないということがあるのです。このため、眼圧が正常値の範囲内に入っていても、必ずしも安心はできません。

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