がくかんせつしょう

顎関節症

最終更新日:
2022年01月05日
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2022/01/05
更新しました
2017/04/25
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治療

顎関節症の治療は歯科医による治療とセルフケアがあり、これらを適切に続けることでよくなることがほとんどです。ただし、重症の場合は手術が必要になり、放置するとあごの機能が損なわれてしまうこともあるため、まずは医療機関を受診することが大切です。

歯科医による治療

(1)薬物療法

消炎鎮痛を目的として非ステロイド性抗炎症薬を投与します。

(2)理学療法(物理療法・運動療法)

咀嚼筋のマッサージやホットパックなどを用いて温めます。

そのほか、筋に電気を流して除痛を図ることや、低出力レーザーも効果が期待できます。

筋伸展訓練(ストレッチング)は咀嚼筋を伸展させ、開口を促すことで筋痛や開口制限の緩解を目指します。

(3)アプライアンス療法

スプリントと呼ばれるマウスピースのようなものをあごに入れてかみ合わせを調整し、顎関節が正しい位置に戻るようにします。その後、必要に応じて入れ歯や歯のかぶせ物を装着して、よいかみ合わせを保つこともあります。

*どのような顎関節症状がみられるかで上記の内容を組み合わせて治療を行います。

セルフケア

痛みがある場合はまず安静を心がけ、口を大きく開けたりあごを使いすぎたりしないようにする必要があります。そのほかに、以下の点を心がけることで症状が改善することがあります。

  • 硬いものは避け、おかゆ、軟らかい麺類など、かまなくてよい食事を取る
  • 顔の筋肉をほぐし、上下の歯が接触しないようにする
  • 大きなあくびや長時間の歯科治療など、口を大きく開ける動作は避ける
  • うつぶせ寝はしない
  • 長時間の同じ姿勢を避ける、猫背やあごを突き出すような姿勢を改善する
  • 首をひっぱったり、頬杖をついたりしないようにする

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