治療の経過
一般的な入院期間
BNCTは通常1回の中性子照射のみで完了します。照射後は、経過観察のために1週間程度の入院が必要になります。
治療~退院までの流れ
治療~退院までの流れは医療機関によって異なる場合がありますが、一般的には以下のようなとおりです。
事前検査
PET検査と呼ばれる検査を行い、病巣部にホウ素が集積するどうかを調べることもあります。
器具の作成
中性子線を病巣部に正確に当てるため、照射部位を固定するためのマスクのような器具(シェル)を作成します。
治療計画
作成したシェルを用いて、放射線の照射量、照射方向、体の固定方法などを事前に細かく計画します。
ホウ素薬剤の点滴
中性子照射を行う数時間前から、ホウ素薬剤の点滴を開始します。
中性子照射
患者の体位を事前の計画どおりに固定して、中性子照射を行います。照射時間は30~60分程度です。その間もホウ素薬剤の点滴は継続して行います。
経過観察
経過観察のため、1週間程度入院します。
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