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公開日 : 2017 年 03 月 26 日
更新日 : 2017 年 05 月 08 日

「乳がん患者さんと向き合い人生を支える」乳がん看護認定看護師になるには?

記事1『乳がん治療を長期的にサポートする「乳がん専門看護」とは―患者さんのQOLを支える看護』では、乳がん専門看護の特徴と乳がん認定看護師が行う看護の領域について、東京医科大学病院乳腺科主任看護師で乳がん看護認定看護師の三原由希子看護師に、看護専門外来の例を挙げてご紹介いただきました。三原看護師は、乳がんと闘う患者さんからの様々な相談を受けています。相談内容は患者さんの人生そのものにかかわる深い事柄である場合も多く、乳がん看護認定看護師には一人一人の患者さんに一緒に向き合い、ともに生活を考えていくという心の強さが求められます。そのため、乳がん専門看護には大変な点もありますが、乳がん看護認定看護師は、一人の患者さんにじっくりと向き合うことができる特徴もあります。また、自分の看護ががん治療中の患者さんのQOL(生活の質)向上に役立つという点は、乳がん看護における最大の喜びです。現在看護師で今後専門分野を決めていきたい方や、看護師を志す方、看護師の仕事に関心がある方は、乳がん看護のやりがいや乳がん看護認定看護師という職を知っておくとよいでしょう。引き続き、三原看護師にお話しいただきました。

乳がん看護認定看護師・三原由希子さんが乳がん看護を専門にした理由

東京医科大学病院では、乳腺科病棟が立ち上がる以前から、乳がん患者さんに対する専門看護やそれを担う乳がん専門看護師の重要性を感じていたようです。

私は乳がんを専門にする前からがん患者さんと関わることが多かったのですが、乳腺科病棟が東京医科大学病院にできてからは、乳がん患者さんに対する専門的なサポートをしていきたいと思い、乳がん看護を専門にすることを決めました。現在は主任看護師として、看護師を育てる立場にあります。

三原由希子さん

乳がん看護認定看護師として大変なこと

乳がん患者さんからの相談を受ける中で、患者さんの人生そのものと一緒に向き合って考える

記事1『乳がん治療を長期的にサポートする「乳がん専門看護」とは―患者さんのQOLを支える看護』にて、東京医科大学病院乳腺科では患者相談外来で様々な相談を受けていると述べましたが、そのなかには患者さんの人生に直接かかわるご相談を受けることがあります。たとえば、「自分はがんサバイバーとしてどう生きていくか」というご相談もあります。

患者相談外来において、私が直接何か解決の糸口を示せているとは考えていません。患者さんは「相談」という形でご自身の胸中を語り、そのなかで自らの気持ちを整理して、あくまでご自身の力で不安を解決していくという印象です。

勿論、安易な気持ちで話を聞くことはできませんから、看護師として一人一人の患者さんの人生と向き合うのは大変なことです。ただし、前述の通り患者さんはお話しをされた中で気持ちの整理を行っていくため、最近ではこちらからアドバイスをしようとするのではなく、真摯に患者さんの気持ちを受け止めることだけを意識して、気負わずに相談外来を続けていこうと考えています。

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