治療
皮膚の病気、体の病気、精神的な病気、薬の副作用・アレルギーなど、かゆみの原因によって異なりますが、一般的に行われることの多い治療には以下のようなものがあります。
皮膚の病気が原因のかゆみの治療
炎症性の皮膚の病気に対しては、下記のような薬剤を用いた治療が中心となります。
- ステロイド軟膏:炎症反応を抑える
- 抗ヒスタミン薬:かゆみを抑える
など
また、皮膚の保湿機能を保つために保湿剤を併用することも多くあります。
節足動物などにより生じたかゆみの場合で、シラミが原因のときはパウダーやシャンプーなどを使用して治療を行うのが一般的です。
体の病気が原因のかゆみの治療
体の病気においては、まずその病気の治療が基本です。併せて食事療法などの日常生活上の取り組みも重要になることが多くあります。そのうえで前述のかゆみの治療(抗ヒスタミン薬、ステロイド外用薬)を行います。
精神的な病気が原因のかゆみの治療
精神的な病気に対しては、主に抗精神病薬を用いた治療が行われます。精神的な病気はストレスが原因になっていることが多いために、十分な休息や家庭環境の改善、カウンセリングなど、薬物療法以外の取り組みも重要になってきます。
薬の副作用・アレルギーが原因のかゆみの治療
かゆみの原因となる薬、食品の摂取を中止することが治療の基本です。症状が出ているときには、抗ヒスタミン薬の内服やステロイドの内服・外用など、薬による治療が行われます。重症度が高い場合などでは点滴や注射による治療が選択される場合もあります。
医師の方へ
かゆみの関連記事
Medical Note Expertでしか読めない、学会や医局の最新医療知見を得ることができます。
「かゆみ」を登録すると、新着の情報をお知らせします