原因
びまん性脳腫脹・浮腫の多くは頭部外傷が原因となります。特に小児で発症しやすく、小児の頭部外傷の5~40%に生じるといわれています。元来、成人と比べて小児の脳は血流の調節機構が未熟なために、成人より発症しやすいと考えられてきました。しかし、脳の血流障害、低酸素脳症、けいれん発作などの外傷による脳の二次的な損傷が原因であるとの考え方も示されています。
その他、脳出血や腫瘍、髄膜炎などの感染症が原因となることもあり、脳に何らかの重度なダメージが加わる病態に続発します。
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